これがおしるしかな? 2004.7.17  妊娠40週
 
 予定日をすぎてもじょにーは居心地が良いらしく、出でくる気配はない。
 腰痛が日増しにひどくなり、歩くこともきつくなってきたけど、ここで歩かないとまた出産が遅れそうな感じ。
 仕事が終わった某Fさんを誘って涼しくなりかけた夕方から散歩に出る。
 家から武庫川まで行くと往復で約2時間弱。
 お腹が重いのでペースは上げられないけど、景色を見ながらリフレッシュ。
 こうやって2人で歩くのももう最後かも?と思う。
 結婚して5年間は2人だったもんね。これからは3人になるんだと思うと嬉しいような複雑な気分。

 歩き終えて自宅に戻ってお風呂に入ってのんびりしていたら、急に生理痛みたいな痛みが下腹部を走る。
 なんだろう?と思っていたら、翌朝出血=「おしるし」があった。いよいよお産が始まったんだ。
 念のため、産婦人科に電話を入れて様子を知らせると「まだまだ」とのこと。
 「陣痛が10分間隔になったら、もしくは出血が多くなったら電話下さい」と言われる。
 それからは不定期な陣痛(前駆陣痛)が昼夜問わず突然始まって、しばらくするとおさまる・・・の連続。
 初めてのことなので、どれが本当の陣痛かわからず不安になる。

 おしるしがあって2日後の夜、某Fさんが仕事から帰ってきた頃から陣痛が定期的に来る様になって来た。
 15分間隔から10分間隔になったので、夜中だったけど産婦人科に電話して受診。
 入院にはまだ早いといわれ、一度自宅に戻る。
 この日から眠れない3日間が始まった。

 本格的な陣痛(涙・涙・絶叫!) 2004.7.19  妊娠40週
 
 翌日も某Fさんはナイターの仕事で戻りが遅い。
 夕方から陣痛は7分間隔になってきて、ベットから起きられなくなった。
 タクシーで行こうとも考えたけど、痛みで動けなかったので某Fさんの帰りを待った。この日に限って長時間ゲーム。
 うーん早く帰ってきて〜。
 結局某Fさんが帰ってきたのは夜11時半くらい。
 
 12時過ぎに電話をいれ、病院に行きそのまま入院。その夜は病院のベットで一人陣痛に耐える。
 翌朝になってもまだ陣痛は弱く、5分間隔になってもなかなか出てくる気配が無い。

 病院の階段の登り下りを何度も往復していると、強い陣痛が来るようになった。そのうちトイレにも行けないくらいになってきたのは夕方。
 夕食に出されたおにぎりは3つ。2つ食べたところであまりの痛さにダウンしてしまった。
 (出産中にあまりにも体力がなくなってきて、「あの1個食べておけばよかった」と後悔した。)

 助産師さんから「陣痛の痛みが変わってくるから、そうなったら知らせて。」と言われていたけど、最初はぴんとこなかったけど、
 確かに変わって来た。
 最初に来たのは「生理痛のひどいもの」次には「腰が砕けそうな痛み」、そして「中から押し出されてくるような痛み」になってくる。
 「腰が砕けそうな痛み」になると、ひとりで耐えられなくなって、仕事に行く前に寄ってくれた某Fさんや、某Fさんが仕事に行った
 あとは助産師さんに尾てい骨を押さえてもらったり背中をさすってもらっていないと痛みに耐えられない。
 その痛みが徐々に強くなってきて一人でいるのがだんだん怖くなってくる。
 (かなり騒いでしまったと思う・・・。あまり記憶に無いけど・・・。)

 特に呼吸法とか勉強していなかったけど、助産師さんが「フーフーフー」とかその場に応じてリードしてくださったので、
 うまく痛みを逃がしていたような?
 とにかくこの頃の記憶はとても少ない・・・。だからみんな産後は「陣痛ってどんな痛みだったかな?」と思ってしまうんだろうか?
 じゃなきゃ2人目・3人目なんて産めないのかも?

 そういえばよく経産婦の人がドラマの出産シーンを見て「あれは違う」とか言っているのを聞いていたが、本当にあれは違う・・・。
 でもあまりにもリアルすぎても・・・だし・・・。ね・・・。

 いよいよご対面♪ 2004.7.19  妊娠40週

 夜8時、いよいよ分娩室へ。
 某Fさんは仕事中なので、メールで「分娩室に入ります」と連絡。
 陣痛の合間に仕事の経過をiモードで見ながら気をまぎらわす。
 なかなか出てくる気配が無い。お腹に向かって、じょにーくんいつになったら出てくるの?と何度も聞いていた。
 助産師さんに「出産は山登りと同じだからね。最初は耐えられても頂上に行くにつれてきつくなってくるのよ。頑張ってもう少しですよ。」
 と励まされながら、ただひたすら頑張るしかない・・・。
 某Fさんの仕事が9時半過ぎに終わった・・・。と思ったら陣痛の間隔が急に短くなった。
 某Fさん間に合わないかも?と思ったけど、じょにーくんはパパを待っているかのようにのんびりペース。
 10時半ごろ某Fさん到着。仕事帰りの格好のまま、出産に立ち会うことに。
 
 分娩中はとにかくのどが渇くし水分補給は欠かせない。
 お茶でもいいけど疲れてくると適度な糖分も必要になるので、私はスポーツドリンクを持参しておいた。
 マラソンの給水のように、某Fさんにペットボトルにストローをさして飲ませてもらう。
 入院時に500mlペットボトル3本準備しておいたが、これでちょうど良い位だった。
 
 11時過ぎ、やっと発露。頭が見えてきた。でもなかなか出てこない・・・。
 そろそろ体力の限界かも?と思い始めたら、また陣痛の間隔が7分にあいてきた。
 じょにーくんはまだママのおなかにいたいのかしら?
 日付が20日に替わる頃、私に酸素が吸入される。
 そうすると急に陣痛のペースが速くなり、そしてやっと出産。やれやれ・・・。本当に疲れた。
 
 ようやく落ち着いたところでふと思い出した。
 「そうだ。20日はオオウメさん(亡くなった某Fさんの先輩。生前は大変お世話になっていた人)の誕生日だった。
 ・・・と言うことは、ひょっとして天国から操作されたのかしら???

 後日、母子手帳を見ると「分娩所要時間34時間」とのこと・・・。
 いくら体育会系出身の私でもさすがに疲れたよ・・・。

 カンガルーケア 

 「出産に時間がかかったのはこれかもね」と助産師さんが言った。
 どうやら首にへその緒が巻き付いていた模様。首を締め付けないようにゆっくり出てきたのかな?
 頭が大きかったので、これは3,500g超えると言われていたけど、実際に生まれてみると首から下は細かった。
 羊水をはかせたら元気良く「おぎゃー」と泣いた。ほっとした。
 顔はどっちに似てる???鼻が大きいのは某Fさんだね。それにしても顔全体が腫れていてぶちゃいくだ。
 へその緒が付いた状態で記念撮影。そして助産師さんが「ご主人、へその緒切りますか?」と言った。
 某Fさんは最初は躊躇したけど、私が「自分の子のへその緒を切れるなんてラッキーじゃない」と言うと「それもそうだな」といって
 へその緒を切っていた。 (後で聞いたら「あのはさみで切る感覚は忘れられないかも」と言っていた。)

 そのままじょにーは生まれたままの状態で、私の胸の上にやってきた。
 カンガルーケアと言って、赤ちゃんをうつ伏せにして、ママの肌と赤ちゃんの肌が触れ合うように抱いて、
 バスタオルを掛けて1時間くらい一緒に過ごす。
 こうすると赤ちゃんの呼吸が規則的になり安定するとか、赤ちゃんの眠りが深くなり、起きているときも穏やかになるとか、
 このほかにもいろいろ母子ともに良い事があると言われている。
 30分位してから初めて「おっぱい」を飲ませる。文字通り「初乳」である。
 不思議なことに教えてもいないのに、じょにーはちゅぱちゅぱ吸い始めた。すごいなぁ。生命の神秘って。

 1時間くらいじょにーと過ごした後、じょにーの体をきれいにしてもらったり、体重・身長を測ったり、足型を取ったりしてもらう。
 身長:47.5cm、体重:3,100g。予定日を6日遅れたわりには普通サイズで良かった♪

 出産当日は2時間ほど分娩室で過ごした後、病室に戻る。
 初日から母子同室OKだったけど、この数日間寝ていないので、じょにーを看護婦さんにお願いして一人でゆっくり休む。
 眠りたい気持ちはあるけれど、疲れすぎて眠れないまま朝を迎えた。


タオルに巻かれて某Fさんに抱っこされちょっと落ち着きました。
泣きつかれたのか?しわくちゃな顔・・・。


計量中。わんわん泣いています。

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